ファインセラミックスは、軽量でありながら高い強度を持っています。優れた絶縁性に加え、耐摩耗性、耐熱性、耐食性にも優れています。
この特長を活かして、工作機械のスピンドルモーターやターボチャージャー、高速で回転する歯科用ドリルなどのベアリングにツバキ・ナカシマのセラミックボールは使用されています。
浄水処理や食品関連の流体制御用の定量ポンプのチェックボールとしてもツバキ・ナカシマのセラミックボールは使用されています。
風力発電機、電気自動車、5G技術をサポートする半導体製造装置など、環境に優しい未来を創造するためにツバキ・ナカシマのセラミックボールは不可欠です。
ファインセラミックスは、非酸化物系と酸化物系の2種類に分けられます。
窒化ケイ素(非酸化物系)とアルミナ(酸化物系)が最も一般的な素材で、鉄の約半分の重さでありながら、およそ2倍の強度を持っています。
窒化ケイ素(非酸化物系)とアルミナ(酸化物系)が最も一般的な素材で、鉄の約半分の重さでありながら、およそ2倍の強度を持っています。
製品紹介
窒化ケイ素(Si3N4)
窒化ケイ素球は、低熱膨張性、高剛性、耐摩耗性など、ハイブリッドベアリング(*)に使用する上で優れた機械的特性を備えています。
*ハイブリッドベアリングとは、セラミックボールとスチール製内外輪で作られたベアリングのことです。
用途紹介
材料 | |||
---|---|---|---|
項目 | 軸受鋼 (SUJ2) |
窒化ケイ素 (Si3N4) |
アルミナ (99.5% Al2O3) |
比重 (g/cm3) | 7.8 | 3.24 | 3.9 |
硬度 (Hv, 20kg) | 772 – 900 | 1,500 | 1,600 – 1,700 |
熱膨張係数 (x10-6/℃) | 12.5 | 3.0 | 8.2 – 9.0 |
最高使用温度 (℃) | 160 | 800 | 1,400 |
上記の値は代表値です。