高機能プラスチック(EPC)事業におけるマイクロ流体プレートの製造体制を新たに構築
株式会社ツバキ・ナカシマは、マイクロ流体プレートの製造体制を構築し、お客さまのマイクロ流体関連ビジネスの拡大を支援してまいります。当社の高機能プラスチック事業は、戦略的パートナーを通じてすでに英国に初期製造体制を確立しており、設計・試作段階からお客さまと連携できる設備を活用したアプリケーション別ソリューションの開発を進めています。
マイクロ流体プレートは、マイクロ流体技術プラットフォームを構成する部品であり、ナノリットルやピコリットルといった極微量の流体を、微細な流路内で高精度に制御・操作することを可能にします。サンプル調製、反応、分離、検出といった工程をデバイス上に統合することで、従来の実験室的手法と比べ、より迅速な結果提供、試薬使用量の削減、ならびに高い分析感度を実現します。
世界のマイクロ流体市場は、ポイント・オブ・ケア(POC)分子診断をはじめとする診断技術の進化、バイオ医薬品および細胞治療分野の成長、次世代シーケンシング(NGS)やゲノミクス分野における用途拡大、さらに環境・食品・工業分野を中心とした消耗品需要の増加や新たな用途の広がりなどを背景に、急速な成長を遂げています。
加えて、AIやIoTといった先端技術との融合により、市場のさらなる拡大が期待されているとされています。
マイクロ流体プレートの製造には、高精度射出成形や複雑な組立工程など、高度な製造技術が要求されます。
当社は、米国のミシガン州スーセントマリーおよびイタリアのミランドラにクラス8に準拠したクリーンルームを設置し、様々な高機能プラスチック製品を製造しています。この体制と豊富な実績をもとに、高品質かつ拡張性のある生産を実現することで、お客さまのご要望にお応えしてまいります。
また、ツバキ・ナカシマの強みであるグローバルな製造ネットワークを活かし、お客さまのマイクロ流体用途に最適化された幅広い樹脂材料(性能、生体適合性、光学的透明性など)へのアクセスを可能にします。さらに、お客さまと構想・設計段階から量産に至るまでのエンジニアリング面での協業を通じて、様々なニーズに応じた柔軟な生産能力の拡張をご支援します。
今回のマイクロ流体プレート製造体制の構築により、ツバキ・ナカシマは、急速に拡大するマイクロ流体市場において、お客さまの品質要件を満たし、ビジネス成長に向けたご要望にお応えする準備が整いました。
当社は引き続き、「精密加工の力で世界を動かす」というパーパスのもと、高品質な製品の提供とイノベーションの推進を通じてお客さまの成功を支え、世界が動き続けるための一翼を担ってまいります。

※マイクロ流体プレートサンプル
詳細については、高機能プラスチック事業の関連ブログ記事をご覧ください。 <Microfluidics Cartridge Injection Molding: The Next Frontier in Diagnostics & Life Sciences (2025–2030)>(英文のみ)
株式会社ツバキ・ナカシマについて
ツバキ・ナカシマは、セラミック、スチール、プラスチックなどの素材を活用し、精密ボール、精密ローラー、大型送風機、高機能プラスチック製品など、20,000種類以上の産業用精密部品の製造・販売を行っています。当社は、90年以上にわたり、自動車、産業、航空宇宙、医療といった分野へのグローバルな供給ネットワークを通じて培ってきた専門知識と経験により、「卓越性」「革新性」「品質」において確固たる信頼を築き、人々の暮らしそのものを豊かにするお手伝いをしてきました。
「精密加工の力で世界を動かす」というパーパスのもと、共に働く人々および社会に対する責任を認識し、真に持続可能な未来の構築にも取り組んでいます。
ツバキ・ナカシマ(証券コード:6464)は東証プライム市場に上場しており、2024年12月期に売上収益759億円を計上しています。詳しくは https://www.tsubaki-nakashima.com/jp/ をご覧ください。